ひらやすみ 1巻 真造圭伍
マンガ沼で、以前おすすめされていた漫画。
基本的には雑食で何でも読むが、いまだにバトル系の漫画が好き。
『終末のワルキューレ』とか『バーサス』とか『キン肉マン』とか。設定が面白かったら、極論どっちが勝つかだけのストーリーだと思うのだけど・・・もちろんキャラクターがどれだけ魅力的かも大事だが。
たぶんマンガ沼の、川島明さんも山内健司さんも、好みはそっち側なんじゃないか(特に山内さん)と思うのだが、それで、おすすめの中でも異彩を放っていた『ひらやすみ』。
平和だ、タイトルも平和そうだし、表紙も平和そうだし、絵のタッチも平和そう。帯の推薦文に「日常のドラマを面白く描けるのが一番」との石黒正数先生の言葉もあるが、すごい事件は起きないのだが、ほっこりして、たまに笑えて、と時々日常生活ですさみがちな心を本当に癒してくれる。
ちょっと自分がイライラしているかなという時に読み直したい本。
とりあえず1巻だけ買って読んでみたけど、そんな大きな事件は起きずにこの雰囲気で続いて行ってくれたらいいなと思わせられる1巻でした。
至福の暴対レシピ 西条真二
昔、『鉄鍋のジャン!』という漫画があった。
wikiによると1995年~2000年に連載されていたらしい。ということは高校生くらいの時だったようで、そんな昔だったのか。当時はチャンピオンで読む漫画は『刃牙』(どのバキかは忘れた)と『ドカベン』(どのドカベンかは忘れた)くらいだったのだが、それらを立ち読みする中で、料理漫画のくせに凶悪なエネルギーの漫画が目についたのを覚えている。
料理漫画なのに、女性キャラがいらんくらいに巨乳、そして料理がうまそうというよりは生々しい、ただ熱々感と中華料理感は伝わってきてた。
だいぶ後に、急に読みたくなり全巻揃えて読んでみた。主人公は全然好きになれないが印象にはすごく残っている。そしてちょうどその頃続編ブームで、『鉄鍋のジャンR』や『鉄鍋のジャン2nd』も出てることを知り、購入。さらに『鉄牌のジャン』と、麻雀にまで手を出してて、何じゃそりゃと購入してしまった。毒気にやられたのかもしれないし、あとは少年誌を離れてどんどんエロくなってきたせいかもしれない。
そういや、麻雀に手をだしたスピンオフで思い出したが、『押忍空手部』これも好きだったが、中学生くらいに読んだから、シャブ中になってしまった木村とかすごくトラウマになっている・・・。
そこで、たまたま見つけた『至福の暴対レシピ』。今のところ『鉄鍋のジャン』が一番有名な作品であり、グルメ漫画への原点回帰、と思われたが『暴対』との不穏なタイトルがあり。案の定エロいシーンがあるだろうなと思ったところにはしっかりある。
主人公はヤメ暴料理人の蘇我スギオ。暴時代に慕っていた兄貴分の妹が経営するスナックで料理人として働いているが、元暴のために引き寄せてしまう色々なトラブルを料理で解決する。というあらすじであるが、2巻の途中から急展開。兄貴分が実は生きていた?が、なぜかスギオを狙って暗躍している?そして妹も急に殺されてしまう?そして舞台が急にその2年後で、主人公は政治家の秘書になっている!?
という怒涛の展開で3巻で完結のよう。2巻までしか購入していないので、とりあえず早く買って読んでみたい。
ザシス 1-3巻 森田まさのり
森田まさのりの、初のサスペンスってことで、期待して読んだが、話としてはよくできてるし、いじめをえがくところでかわいそうすぎて、真犯人の母親もかわいそうで、いじめの標的にはすべて復讐は完了したのと、少しどっちかわからないような謎を残すところはよかったのだが、うーん、という感じ。
主人公の彼女とかが、いい感じにボケ役で、話を暗くなりすぎないようにはしてるのだが。もっといじめがひどかったり、復讐が残酷だったりという漫画もあると思うが、とにかく絵がうまいので、リアリティが増してしまって、かわいそうが上に来てしまった。
幽麗塔 2-3巻 乃木坂太郎
2巻はまた舞台が変わり、麗子の婚約者であった本城志郎をさぐりに、本城家実家の島に向かう。
後半は、テスラ研究所?神戸の刑事が主人公チームに加わったが、今度は、致死性のウイルスを打たれて、死にたくなければ身代わりとなる人物を連れてくるように、と。殺人の倫理、誰を選ぶかについての議論が開始され、また話は別の様相を呈してくる。
3巻、八方ふさがり、身代わりとなる人物を連れてくることもできない中、テツオが全く予想外の解決策を。「命と金は、無駄遣いするときが一番輝くんだぜ」
そして、その中で、これがこの作品のテーマだったのかってセリフ、テツオの「僕の心はずっと男なんだってことを・・・」。あ、そういう話だったのか。コミックス発売は2012年ころ、この事なんてまだLGBTなどの言葉もなかったんじゃないかな。
テスラ研究所の話が終わり、次は丸部家が幽麗塔の屋敷に引っ越してくる話。非常に人のよさそうな家政婦さんが犠牲になるのは、しかも子供が人質にとられて、ってのはみてられない
1巻で出てきてた怪人が登場、テツオと一緒にいて、実は本城志郎であったことが明かされる。テツオは婚約はいやがっていたように思ったが、本城志郎自身とは友情として好きだったよう。まだ、本城志郎を焼こうとした人物、タツを殺した人物という一番の謎は明かされないが、だいたいの筋道がやっとわかってきた。
3巻ラストで本城志郎も死んでしまう。そしてテツオが麗子だったことを天野も知る。
そして逃避行へ。第一部完って感じだろうか。
次4巻へ
幽麗塔 1巻 乃木坂太郎
購入したのはもう7年くらい前だろうか。これまたずっと積読状態。時間ができたのでやっと読み始める。
作者は医龍の人。絵はめちゃうまい。そもそもが江戸川乱歩の作品が原作かと思っていたのだが、読み始めて気づいたが黒岩涙香だった。と思って、wikipediaで見てみたが、涙香の幽麗塔を、江戸川乱歩がリライトしているよう。そして同時代の人かと思っていたが全然違ってた。黒岩涙香は江戸時代生まれ、江戸川乱歩はその30年ほど後の生まれである。
と、ここまで書いて気づいたが、涙香のは幽霊塔、この漫画は幽麗塔。気づかんかった。原作というわけではなく、下敷きにしているよう。確かにそもそも舞台が昭和27年なので、涙香のものではない。
主人公は、「僕は、もう取返せない年まできてしまった」と嘆くニートの天野。
幽麗塔の下で何者かに襲われたが、それを謎の美青年テツオに救われる。テツオに財宝探しの手伝いを依頼されて、人生一発逆転にかけて手伝いを受けるが・・。
テツオがまずとにかく怪しすぎる。目的のためには手段を選ばない様子から天野も怪しいとは思っているが、とにかく金が必要なのでその気持ちを押し殺して、テツオについていく。性別からして偽っているようである。今のところ全くわざわざ天野を手伝いに誘ったのか、そもそも財宝探しに興味があるのかもわからない。4話の謎の怪人と、テツオを襲ったものも似ているような気もする。
1巻後半は早い展開、花園さんが殺されるとは思わなかった。そして犯人のマスクが、テツオの部屋から発見される。それを見ても完全に疑いきれない天野。
